注意: このテキストを正しく表示するには、UTF-8でエンコードする必要があります。 UTF-8 encoding is needed to display this text properly. 需要UTF-8編碼才能正確顯示此文。 Le codage UTF-8 est nécessaire pour afficher correctement ce texte. 이 텍스트를 올바르게 표시하려면 UTF-8 인코딩이 필요합니다. Para mostrar este texto correctamente se necesita la codificación UTF-8. 『学校に出没する亡霊』〜学術共同墓地についての考察v 学校には亡霊がいっぱい 校舎はその金切り声で包まれる 味気ないその壁には うつろな目で宙をじっと見つめる教師の亡霊が姿を現わす 皮肉な口調で教師の亡霊は尋ねる 「本は君たちに必要な知識を与えてくれるかい?」 他の亡霊も、てんでに囁きあう 「賢い学生なら、考えないことを学ぶだろうね」 かびだらけの廊下を学生の亡霊の一団が ゆっくりとした足取りで横切り 壁をすり抜け消えていく それを見て 「何故、学校に亡霊が出没するの?」 「何故、生きている人間まで死球に変えるのか?」 と問うてみる 深くひび割れた舗装道路は何も答えない 黒板に溜まる厚いチョークの塊も答えない 時々私は疑問に思う 「学校は活力の学び舎なのか、あるいは人を葬り去る墓地なのか」と 玲亜: 幽霊の話なんて、ずいぶん憂鬱ね。 悟: やはや、驚くことに、たいがいの学校は知性に関して言えば、死んだも同然ですよ。 ティム: 学校当局はいったい何を望んでいるんでしょうね。 悟: よくわからないけど・・・でも、好奇心や古い考えを変えようとする意欲がなければ人も組織も形骸化してしまうよ。 玲亜: 形骸化された考えというのは、文明の基本のように思えるけど。死んだ脳細胞の残骸よね。 ミン: 私はこういう風に考えます。自明なる知識と、あらかじめされた情報の間に最適なバランスがあります。 すべてを質問することは非能率的かもしれません。しかし、あらかじめプログラムされた情報に依存しすぎれば、 私たちは爬虫類とあまり変わりません。私は、すべてがバランスの問題だと思います。 ティム: うかもしれませんが、今の学校は子供たちを従順にさせるようプログラミングしているように思えます。 結局、学校は、ただ、ぞっとさせるだけにとどまらず、学生たちには、いるかいないか分からない亡霊 のような存在になって欲しいということですね。 和訳: 吉田典子 ===================================================================================== 新田博氏の『言葉の新田:一つの文学饗宴』から 概要: 化石化された思想、不気味な教育機関、教義についての会話、イメージとノワール(黒)詩です。 要約: 死ぬほど退屈な教育、教義と化石、学術共同墓地、不気味な修学機関、学校幽霊 作者: 新田博 [T Newfields・新田博・黄月武] (昭和30年生まれ) 開始: 1999年 台北市(台湾) ♪ 完成︰ 2017年 横浜市 クリエイティブ・コモンズ・トリビューション・ライセンス {{CC-BY-2.1}} ナビゲーション: < 前 https://www.tnewfields.info/jp/ginzubaagu.htm 目次 https://www.tnewfields.info/jp/index.html 次 > https://www.tnewfields.info/jp/hado.htm 翻訳 英語: https://www.tnewfields.info/CrassroomVoices/ghosts.htm スペイン語: https://www.tnewfields.info/es/fanta.htm ドイツ語: https://www.tnewfields.info/de/klass.htm フランス語: https://www.tnewfields.info/fr/fantomes.htm