偉大なるリサイクル

〜文学の変貌と輪廻についての詩と絵〜

偉大なるリサイクル
芸術の最高峰は、下降への序曲でしょうか?
文明は、頂点に達すると、朽ち果てるだけでしょうか?
女神の声は、消える直前に最も美しいでしょうか?

恐れないで:芸術は種と同様に果実です。
すばらしい作品は、歴史ゴミの堆積を越え、
のちに次世代をも肥やします。

すべてのものは、偉大なリサイクルの一部です。
自身の観念を無視し、
どのように、
文学が変貌を遂げ続けるか見ていてください。

静寂に包まれた部屋に、ミンが一枚の原稿を指先でなぞる、かすかな音だけが響いていた。彼はしばらく紙面を見つめていたが、やがてゆっくりと顔を上げた。その目は、ここではないどこか遠くを見ているようだった。

「これは……『スワンソング』なのかな?」

ぽつりと落ちた声には、去りゆくものだけがまとえる、かすかな哀愁と不思議な美しさが滲んでいた。隣では、玲亜が静かにカップを傾けていた。ところがその言葉を聞いた途端、彼女の眉がいたずらっぽく跳ね上がった。

「スワンソング?」

玲亜は大げさに首を左右へ振った。そして、まるで何かを捜索するように、天井、窓辺、壁際へと順番に視線を走らせる。

「えっ? この部屋のどこに白鳥なんて飛んでるの?」

あまりにも真顔で言うものだから、ミンは一瞬、何を言われたのか分からなかった。次の瞬間、肩が小さく震えた。張りつめていた空気が、ぱちんと弾ける。

「ははは……悪い」

ミンはとうとう吹き出し、苦笑しながら胸元に手を当てた。どうやら、言葉にちょっと羽を逆立てられたみたいだ」

「言葉に?」

玲亜が首を傾げる。

「そう。僕の中の白鳥が、少しばかり機嫌を損ねたらしい」

そう言ってミンは、照れくさそうに笑った。その笑顔には、もう先ほどまでの硬さはなかった。

玲亜も小さく笑い、カップを置いた。部屋には再び静寂が戻った。