精神薬が体内に摂取されるにつれて
私はアルファ状態に入っていく
そしてすべての人間に
日に何度も幸福感をもたらす
偉大なる管理者に対する愛が高まるのを感じるのだ

こうしながらも、私はR−2000ロボットを組み立てることに
なんら気の咎めを感じない
たとえそれが私の存在にとってかわる物だとしても

私は管理者に従うことに抵抗を感じない
私の個性は無関係なものであり
反抗心は消えてしまった

私は6秒毎に
最高に幸せな神経化学薬の注射を受ける

偉大なる管理者のネットワークに与していない者達には
この集まり沸き立つような喜びを想像することはできないのだ