人生の選択

一つの個人的決定のクロニクル

一歳のとき:
ハイハイか
それとも歩くか

二齢のとき:
勝手にウンチをするか
トイレまで我慢するか。

七歳のとき:
学校で、人が知るべきことを勉強するのか、
それとも自宅で、成長に役立つと信じるものを勉強するか。

十八歳のとき:
より良い仕事を得るために学校で勉強を続けるか
社会人となって、直接、人生を観察するのか。

二十歳のとき:
説教師、教祖、ラビ、インマンの話を信じるのか
それともすべての「普遍的な真理」を疑うのか。

三十歳のとき:
自立を目指し、一人暮らしをするのか
常に妥協をしながら他人と人生を共にするのか。

四十歳のとき:
一人だけ、パートナーとして残し、彼女の特異性を容認するのか
別の異なるメロディーを歌って相手を試してみようか。

五十歳のとき:
行った過ちを繰り返さないよう、他人を誘導しようとするのか
過ちは「人生ゲーム」の一部、
誰もそんな指導を望んでいないと認識するのか

六十歳のとき:
人生が「本当に大事」なふりをするのか、
すべて公言してきた取るに足らない空虚なものと笑うのか。

六十八歳のとき:
ベッドから出ようか
快適に寝そべろうか 。

七十歳のとき:
灰になり、海に散骨されるか
土地の肥やしとなるか。