『牛君 ごくろさま』~意識の消費者化~ Gyū-kun go kuro-sama
毎日毎日、牛の群と化した消費者が
スーパーマーケットという名の牧草地で
棚から棚へと、
カッテージチーズやポップコーン、
ウインナーソーセージをガゴにほり込みながら
ペパーミントの草をかんでいる

小屋に戻り、疲れ果て、買い物袋を下ろしても
すぐさま子牛がその乳首にしゃぶりつくから
寒さに冷える足を温める時間の余裕など無い

牛でいることは楽ではない:
絶えず小屋は牛糞でまみれ、
太い尾で何度追い払ってもハエはやって来る

冬の間は、積まれた堆肥の中に立ちつくす
そんな苦労をしてまで
あなたはハンバーガーの肉になりたいですか?

いったいマクドナルドの他に
誰が牛の一生を
素晴らしいと&思えるのだろう

vacabungacido.htm